MATE 1.12 をリリースしました

5ヶか月の開発期間を経て、MATE デスクトップチームは MATE デスクトップ 1.12 のリリースを公表できたことをうれしく思います。すべての MATE 貢献者とユーザーに感謝します。

about

MATE 1.12 で新しくなったこと

MATE デスクトップ 1.12 の主な変更点は次のとおりです。

  • GTK 3.18 サポートを含む、MATE デスクトップ全体の GTK3 サポートの修正と改善。
  • タッチパッドのサポートが大幅に向上し、マルチタッチとナチュラルスクロール機能が追加されました。
  • マルチモニタのサポートが改善され、ディスプレイの設定に出力名が使用されるようになり、改訂された UI ではプライマリモニタが設定できます。
  • 電源管理アプレットにモデルとベンダーの情報が表示されるようになったので、複数のバッテリ駆動デバイスを区別できます。
  • セッション管理が改善され、メディアの再生中にスクリーンセーバーの使用を抑制します。
    • MATE は org.gnome.SessionManager namespace に従うようになりました。
  • systemd サポートを拡張しました。
  • 長らく存在していた不具合と、多数の使い勝手の悪さが修正されました。
    • たとえば、画面解像度を変更しても、パネルアプレットの順序は変更されません。
  • 翻訳が更新され、多くのコンポーネントが gschema から直接文字列を取得するようになりました (intltool 0.50.1 が必要)。
  • win32osx のサポートを止めました。

MATE 1.12 の各種コンポーネントは、次の場所からダウンロードできます。

スクリーンショット

Changelog 変更点

変更点の詳細は以下のとおりです。

mate-common

  • lcov 1.12 をサポート
  • 関連文書と実例を更新

mate-desktop

  • dconf 0.13.4 と xrandr 1.3 が必要です。
  • GTK+3 でオーバレイスクロールを切り替える gsettings キーを追加
  • いくつかのアイコンを追加することで、カスタムアイコンテーマ使用の GTK+3 で欠落していたアイコンを修正
  • マウススキーマ: 中クリックによるエミュレーションを標準で有効に
  • RR: 欠落している mate_rr_output_get_possible_crtcs 関数を実装
  • RR: 出力名によるラップトップ ID の修正
  • RR: 表示名に加えて出力名も表示
  • docbook ユーザーガイドを別のプロジェクトへ移動
  • yelp への依存関係を削除 (ユーザガイドの移行後は不要)

libmatekbd

  • GObject イントロスペクションを追加
  • レイアウトビュー/印刷ダイアログ: 不要なヘルプボタンを削除
  • レイアウトビュー/印刷ダイアログ: いくつかの UI を修正

libmatemixer

  • oss: Linux のポーリングには modify counter だけを使用してください。BSD では壊れています。
  • alsa: 古いバージョンの ALSAFTBFS を修正
  • alsa: フェードの修正

libmateweather お天気アプリ

  • タイムゾーンの場所の更新

mate-icon-theme

  • pkgconfig ファイルを生成しない

Caja

  • サーバへ接続 ダイアログ: AFP のサポートを追加
  • マルチモニタのサポートを向上

mate-polkit

  • GTK3 アプリケーション・インディケータのサポートを追加します。

Marco

  • マニュアルの追加およびポインタによるウィンドウ配置の追加
  • 同一アプリケーション内のウィンドウを切り替えに Alt-` を使用

mate-settings-daemon

  • ログアウト用の新しいキーバインディングを追加 (デフォルトは空です)
  • タッチパッドの設定: 自然なスクロール、2 本指および 3 本指クリックのサポートを追加
  • マウス: Ctrl+C や他のコンボを無視するには syndaemon-K を使用
  • GTK+3: xrandr トレイアプレットがカスタムパネルテーマをサポート

mate-session-manager

  • Plank など、ドックのオプションサポートを追加
  • 既存の libsystemd-login に加えて、新規の libsystemd のサポートを追加
  • ログアウト/シャットダウン時には最大 1 秒間だけ待機
  • 新しい gsettings キーを使用して、開始時に GTK+3 オーバーレイスクロールのオン/オフを切り替え

mate-menus

  • pkg-config を使用して python をチェック (python 2.7 が必要)

mate-panel

  • xrandr 1.3 以降が必要
  • カレンダーの週番号を有効/無効にするオプションを追加
  • 画面解像度の変更時にロックされたアプレットの位置を修正
  • GTK+3: アプレットが panel-menu-bar に従うようにスタイルクラスを追加

mate-themes

  • GTK3 の全テーマ: 音量/輝度アプレットスライダをデザイン
  • すべてのテーマ、特に GTK 3.18 関連のさまざまな改善を行ってより洗練に

mate-notification-daemon

  • gtk3 におけるテーマの高さと可視性を修正
  • 複数のテーマの修正

mate-control-center

  • 外観: インタフェースタブを復元
  • ディスプレイ: プライマリモニタ設定のためのサポートを追加
  • ディスプレイ: ディスプレイ名に加えて出力名を表示
  • キーバインディング: ログアウト用のキーバインディングを追加
  • タッチパッドの設定: タッチパッドを有効/無効にするオプションを追加
  • タッチパッドの設定: 自然なスクロール、2 本指および 3 本指クリックのサポートを追加
  • カテゴリ化の向上
  • GTK+3: 外観および MATE フォントビューアでのフォントレンダリングを修正

mate-screensaver

  • 既存の libsystemd-login サポートに加えて、libsystemd のサポートを追加
  • 画面をロックする時ブラックにフェードしない
  • systemd のイベント処理を修正

mate-media

  • man ページ内の複数の修正
  • GTK+3: 音量アプレットのスライダおよびメニューにスタイルクラスを追加
  • GTK+3: カスタムアイコンテーマ使用で欠落していたアイコンを修正

mate-power-manager

  • xrandr 1.3 以降が必要
  • デバイスのベンダー/モデル情報を表示
  • Mac Book Pro のバックライト調整を修正
  • GTK+3: カスタムテーマのサポート
  • GTK+3: 明るさの調整アプレットの動作を修正

mate-system-monitor

  • SysInfo: Linux Mint および LMDE の適切な検出機能を追加
  • SysInfo: ディストリビューションでカスタム側のイメージを定義可能に
  • Interface: ノートブックに境界を追加
  • 既存の libsystemd-login サポートに加えて、libsystemd のサポートを追加
  • C++11 でのビルドをサポート
  • mate-icon-theme に対する不要な依存関係を削除
  • C89 のサポートを廃止

Atril

  • win32osxhildon のサポートを廃止
  • mate-icon-theme の不要な依存関係を削除
  • 配布パッケージのバージョンを使用する場合、埋め込み MathJax を削除
  • smclient を必須に

caja-extensions

  • 複数の文字列を修正

Engrampa

  • 進行ダイアログで ngettext の使用を修正
  • 複数の書庫を別々のディレクトリへ展開する機能を実際
  • 展開するファイルがフォルダ内にある場合に、上書きチェックを修正

Eye of MATE

  • さまざまなバグ修正。

mate-applets

  • Accessx-status, geyes: アプレットの背景を自動的に描画
  • Cpufreq: cpupower をデフォルトライブラリに
  • mate-icon-theme に対する不要な依存関係を削除
  • GTK+3: カスタムアイコンテーマ使用で欠落していたアイコンを修正
  • GTK+3: cpufreq、charpick および drivemount がカスタムパネルテーマをサポート

mate-netbook

  • Window Picker アプレット: 背景を自動的に描画

mate-netspeed

  • アプレットの背景を自動的に描画
  • サイレント・ルールの追加

mate-sensors-applet

  • nvidia サーマルセンサーとクーラーセンサーのサポートを追加 (libxnvctrl >= 256.25 以上必要)
  • mbmon プラグインの追加
  • udisks プラグインに新しい値をポーリングさせる

mate-terminal

  • 1.10.0 から壊れていた —tab タブオプションを修正
  • デフォルトでサイレント・ルールを有効に
  • win32osx のサポートを廃止

mate-user-share

  • dbus-1 の不要な依存関係を削除
  • Apache 2.0 のサポートを廃止

mate-utils

  • アプリケーションのアイコンを mate-system-log へ追加
  • スクリーンショットのファイル名に、ウィンドウ名の代わりにタイムスタンプを標準で追加
  • 辞書アプレットの背景を自動的に描画
  • gsettings スキーマの翻訳修正

Mozo

  • 起動時の通知を有効化
  • サイレント・ルールの追加

Pluma

  • ビルド中のテストの実行を有効/無効にする --enable-tests オプションを追加
  • 保存時に末尾のスペースを削除するプラグインを追加
  • バグレポートのスクリプトリストにあるアクティブなプラグインを復活
  • win32osx および checkupdate プラグインのサポートを削除
  • ウィンドウタイトルとデスクトップファイルの Pluma を大文字に
  • GTK3. 印刷プレビューの修正
  • 一部の注釈の修正

caja-dropbox

  • caja extensions の既定ディレクトリを修正
  • tarball に autogen.sh を含める



MATE 1.10 リリース

15ヶか月の開発期間を経て、MATE デスクトップチームは MATE デスクトップ 1.10 のリリースを公表できたことをうれしく思います。すべての MATE 貢献者とユーザーに感謝します。

about

MATE 1.10 で新しくなったこと

MATE デスクトップ 1.10 の主な変更点は次のとおりです。

  • MATE のすべてのコンポーネントは、GTK2GTK3 でビルドできます。
    • GTK3 のサポートは依然として 試験的 とされています。
    • Arch Linux と Fedora は現在、代替で GTK3 ビルドを提供しています。
  • [GSoC 2014] Cajaには拡張マネージャがあるので、実行時にプラグインを有効/無効にできます。
  • [GSoC 2014] Atril は現在、ePub をサポートしています。
  • [GSoC 2014] MATE デスクトップ用オーディオミキサー・ライブラリ libmatemixer が導入されました。
    • ミキサー機能へのアクセスを可能にする抽象的 API を提供 PulseAudio では ALSAOSS サウンドシステムを使用します。
  • 静的コード解析の結果、多くのメモリリークが塞がれました。
  • テーマサポートは、CSD および pop-over のサポートを含めて、GTK 3.8 から 3.16 まで拡張されました。

MATE 1.10 の各種コンポーネントは、次の場所からダウンロードできます。

スクリーンショット

変更点

変更点の詳細を以下に示します。

mate-common

  • automake 1.15 のサポートを追加
  • lcov 1.11 のサポートを追加
  • GLibgettext 使用時には GLib-gettexize へ移行
  • APPDATA_XMLappdata-xml.m4 をチェック

mate-desktop

  • MateRRScreenGnomeRRConfigGnomeOutputInfo を GObject へ移行
  • GObject Introspection の追加
  • GTK xsetting 用の automatic-mnemonics キーを追加
  • GTK3 で従来の about ダイアログを備えるように MateAboutDialog クラスを追加
  • GTK3 で従来の色選択ダイアログを使用するために MateColorButton クラスを追加
  • org.mate.debug GSettings のスキーマを追加
  • GTK 間の互換性のために GDK_WINDOW_XID を使用
  • ウェブサイト変更のために mpaste を更新
  • 各翻訳の更新
  • desktop-docs の削除
  • ユーザーガイドの削除
  • libunique オプションの依存関係を削除
  • さまざまな RANDR 修正

libmatekbd

  • 翻訳の更新
  • さまざまなバグ修正。

libmatemixer

libmatemixerMATE デスクトップ用の新しいミキサーライブラリで、PulseAudio、ALSAOSS サウンドシステムで利用可能なミキサー機能へアクセスできる抽象的な API を提供します。

  • 最初のリリース

お天気 MATE

  • 翻訳の更新
  • さまざまなバグ修正。

mate-icon-theme

  • アイコンの追加
  • 新しいシンボリックアイコンの追加

Caja

  • プラグイン管理を追加して、実行時に拡張機能を有効/無効を可能に
  • 翻訳の更新
  • さまざまなバグ修正。

mate-polkit

  • 翻訳の更新

Marco

  • mate-dialogs の代わりに zenity を使用
  • 翻訳の更新
  • さまざまなバグ修正。

mate-settings-daemon

  • API の変更に伴い、MateRR* へ移行しました。
  • media-keys プラグインを libmatemixer へ移行
  • 翻訳の更新
  • GStreamer を削除して、libmatemixerlibcanberra、PulseAudio をオプションの依存関係にしました

MATE セッションマネージャ

  • upower サポートは標準で無効になったので、必要に応じて --enable-upower を使用してください
  • 翻訳の更新

MATE メニュー

  • 翻訳の更新
  • さまざまなバグ修正。

MATE パネル

  • showdesktop アイコンのサイズを修正しました。
  • 非推奨の GDK ポインタ API (GTK3) の使用を修正
  • すべての GtkStyleGtkStyleContext (GTK3) へ移行
  • gtk_rc_parse_stringGtkCssProvider (GTK3) へ移行
  • GDK_KEY_* は Gtk+2.24.x でも使われています。
  • panel-addto から vbox が削除されたのは廃止予定のためです。
  • 翻訳の更新
  • さまざまなバグ修正。
    • クロックにシャドウ pixbuf を作成する前に、割り当てサイズをチェックしてください。
    • アプレットメニューを破棄する前に、メニュー信号の表示と非表示を解除します。
    • SYSTEM_TRAY_CANCEL_MESSAGE の処理
    • gdk_x11_set_sm_client_id 関数の暗黙の宣言を修正
    • 現在の pixbuf の gtkimage を button-widget へ追加
    • カスタムキャッシュの代わりに gtk アイコンキャッシュを使用

mate-backgrounds 背景

  • Ubuntu のブランドは入っていない MATE 壁紙を追加
  • 新しい MATE-Stripes-Dark.png、MATE-Stripes-Light.png 壁紙を追加

mate-themes テーマ

  • GTK 3.16、3.14、3.12、3.10、3.8 のサポートを追加
  • MATE GTK3 アプリケーションに関する多数の改善点を追加
  • GTK3 使用時に、ボタンとメニュー項目にトランジション効果を追加
  • CSD アプリケーションのサポートを追加
  • ポップオーバのサポートを追加
  • CSD アプリケーションのウィンドウシャドウを有効に
  • ウィンドウコントロールで通常のアイコンを有効に
  • シンボリックアイコンの使用禁止
  • スピナーアニメーションにメイトロゴを使用
  • GreenLaguna のリファクタリング
  • ContrastHigh テーマのリファクタリング
  • TraditionalOKTest は通常の構成フラグを使用してインストール可能
  • その他、多くの修正と改良

mate-notification-daemon

  • さまざまなバグ修正。
  • 翻訳の更新

mate-control-center コントロールセンタ

  • タイトルバーボタンのレイアウトを設定するオプションを追加
  • metacity-theme-2.xml のサポート追加
  • お気に入りのアプリケーションにオフィスアプリケーションのサポートを追加
  • API の変更に伴い、MateRR* へ移行
  • 翻訳の更新

mate-screensaver スクリーンセーバ

  • API の変更に伴い、MateRR* へ移行
  • 翻訳の更新

mate-media

  • PulseAudio の依存関係を削除
  • gst-mixergst-mixer-applet を削除
  • mate-volume-control を更新
    • PulseAudio から libmatemixer へ移行
    • 入出力コネクタの選択を可能に
    • スピーカーテストのアイコンに「閉じる」ボタンを追加
    • デバイスリストとストリームリストが並び替え可能に
    • 垂直パネル上にアイコンを非表示
    • ポップアップウィンドウ内でのクリックを許可
  • 翻訳の更新

mate-power-manager MATE 電源管理

  • upower 0.99+ への対応を追加
  • 翻訳の更新
  • udisks の依存関係を削除

mate-system-monitor MATE システムモニタ

  • GNOME システムモニタからバックポートして改善
  • 翻訳の更新
  • さまざまなバグ修正。

Atril 文書ビューア

  • epub のサポートを追加
  • xz 圧縮のサポートを追加
  • プレゼンテーションモードで、CTRL+left と CTRL+right で回転可能に
  • コミックのバックエンドに bsdtar のサポートを追加
  • PDF のバックエンドに pdf.xz ファイルのサポートを追加
  • EvViewPresentation に外部リンクのサポートを追加
  • EvBookmarks に内部文書のブックマークを扱える機能を追加
  • PDF バックエンドに OCG State アクションのサポートを追加
  • サイズ変更モードがフリーの場合、既定で拡大率の設定を保存する機能を追加
  • ドラッグ&ドロップを使って画像を保存するときに、png 拡張子を追加
  • SyncViewに timestamp パラメータを追加
  • Caja 拡張機能に ini ファイルを追加
  • appdata ファイルを追加
  • PDF バックエンドに document_links_find_link_page() を実装
  • djvu バックエンドに document_links_find_link_page() を実装
  • get_dest_page()find_link_dest() ではなく find_link_page() へ移行
  • プレゼンテーションモードで文書を再読み込みする時、現在のページを記憶する不具合を修正
  • PDF バックエンド内の名前付き宛先解決の問題を修正
  • サイドバーのサムネイルを修正して、ジョブをスケジュールする前に、ジョブ終了信号に接続するようにしました。
  • DVI バックエンドで、透過性のあるグリフを描画するように修正
  • DVI バックエンドでセキュリティ関連の複数の問題を修正
  • 複数の操作支援上の問題を修正
  • セグメンテーションの不具合と多くのメモリリークを修正
  • poppler 0.16.0 API へ変更したので更新
  • libmate-desktop から MateAboutDialog へ移行
  • 翻訳の更新
  • さまざまなバグ修正

caja-extensions Caja 拡張機能

  • 「Set as wallpaper」という新しい拡張機能を追加
  • ビルドするのに send-to プラグインを選択するオプションを再導入
  • 翻訳の更新

Engrampa 書庫マネージャ

  • Caja メニューからの iso イメージと tar アーカイブの圧縮ができる機能を追加
  • ドラッグ&ドロップでファイルを展開した時、上書き確認ダイアログを追加
  • keywords key を .desktop ファイルに追加
  • Caja 拡張機能に ini ファイルを追加
  • engrampa.appdata.xml を追加
  • RAR ファイル内にある RAR ファイルの開き方を修正
  • パスワード保護されたファイルで発生するエラーを修正
  • 7zip で複数のボリュームの RAR 書庫読み込み時の不具合を修正
  • ファイルの追加でキャンセルをクリックした時に発生するクラッシュを修正
  • engrampa.1 の man ページにおいて、ハイフンをマイナス記号として扱う問題を修正
  • メモリリークの修正
  • Gtk+ <2.24 のサポートを削除
  • Glib < 2.32 のサポートを削除
  • Caja GSettings スキーマをオプションで使用
  • ハードコードされた ~/.config/mate の代わりに g_get_user_config_dir を使用
  • GtkRecentAction objects を使用して最近のファイルチューザーを作成
  • 選択したアプリケーションをシステムの既定に設定しません。
  • ユーザーがサイズ変更可能なように、「直近の出力」ダイアログをモーダルダイアログとしては設定しません。
  • 翻訳の更新
  • さまざまなバグ修正

Eye of MATE 画像ビューア

  • Eye of GNOME からバックポートして改善
  • 翻訳の更新
  • さまざまなバグ修正

mate-applets MATE アプレット

  • libmate-desktop から MateAboutDialog へ移行
  • 翻訳の更新
  • さまざまなバグ修正

mate-netbook MATE ネットブック

  • Windows Picker アプレットが Maximus の設定を強制的に変更する問題を修正
  • libmate-desktop から MateAboutDialog へ移行
  • 翻訳の更新
  • さまざまなバグ修正

mate-netspeed MATE ネットスピード

  • MATE システムモニタのグラフと同様のネットワーク負荷グラフを追加
  • 翻訳の更新
  • さまざまなバグ修正

mate-sensors-applet センサーアプレット

  • 翻訳の更新
  • さまざまなバグ修正

mate-terminal 端末

  • libmate-desktop の共通機能へ移行
  • 翻訳の更新

MATE ユーザー共有

  • 翻訳の更新
  • さまざまなバグ修正

mate-utils

  • 翻訳の更新
  • さまざまなバグ修正

Mozo メニューエディタ

  • 翻訳の更新

Pluma テキストエディタ

  • libmate-desktop から MateAboutDialog へ移行
  • 翻訳の更新
  • さまざまなバグ修正

python-caja

  • Caja の拡張タブに「拡張について」というボタンを追加
  • さまざまなバグ修正



MATE 1.10 で Fedora 21/22 が GTK3対応に

Fedora プロジェクトの MATE デスクトップメンテナ等は、実験的な GTK3 ビルドが Fedora 21 と Fedora 22 でテスト可能となったことを発表しました。これらのGTK3 ビルドは動作しますが、複数の小さなレンダリング問題があるので、みなさんのフィードバックが大切です。

インストール

repo ファイルをインストールし、yum update を実行してください。

Fedora 22

$ wget https://copr.fedoraproject.org/coprs/raveit65/Mate-GTK3/repo/fedora-22/raveit65-Mate-GTK3-fedora-22.repo
$ sudo cp raveit65-Mate-GTK3-fedora-22.repo /etc/yum.repos.d/
$ sudo yum update

Fedora 21

$ wget https://copr.fedoraproject.org/coprs/raveit65/Mate-GTK3/repo/fedora-21/raveit65-Mate-GTK3-fedora-21.repo
$ sudo cp raveit65-Mate-GTK3-fedora-21.repo /etc/yum.repos.d/
$ sudo yum update

あるいは dnf コマンドを使ってください。

$ sudo dnf copr enable raveit65/Mate-GTK3
$ sudo dnf update

問題を報告するには

GitHub の MATE デスクトップ issue tracker を使い、’GTK3 and Fedora’ を件名に含めてください。

  • https://github.com/mate-desktop

いくつかの注意点:

  • Compiz はウィンドウ装飾として emerald だけで動作します。
  • Fedora stable の GTK2 パッケージと上記のリポジトリの GTK3 パッケージを混在させて使用しないでください。 .
  • 次の MATE アプリケーションは、GTK3 ビルドの MATE と一緒に使用しないでください。GTK3 へ移植されていないからです。
    • mintMenu および MATE Menu
    • mate-applet-streamer
    • mate-applet-lockkeys
    • mate-applet-softupd
    • caja-terminal

MATE のマスターマインドを紹介します

私は幸運にも Linux アクションショー のエピソード 347 に招待されました。そこで MATE デスクトップについて、この起源はどこで、これがどこにに向かっているのかを少し話しました。私へのインタビューは下記に含まれています。

その時点では MATE 1.10 の開発目標をすべて網羅することはできなかったので、MATE ロードマップを参照して、完全な概要を把握することをお勧めします。さらに質問がある場合や、プロジェクトに貢献したい場合は、#mate IRC チャンネルでみなさんとチャットしたり、GitHub のプルリクエストをレビューしたりするのを楽しみにしています。

Jupiter Broadcasting では、毎週 FLOSS を中心にしたビデオキャストやポッドキャストが数多く制作されています。ご覧になると面白いかもしれません。

MATE は Linux Luddites の取材を受けました

Linux Ludditesは先週、親切にも私にインタビューしてくれました。MATE Desktopの起源、今後の方向性、Ubuntu MATEがどうやって生まれ、どこに向かうのかについて議論しました。

Linux Luddites エピソード #26 が今朝出版されたので、Linux Luddites のウェブサイトに出かけて聞くことをお勧めします。

Linux Luddites のことを聞いたことがない方は、バックカタログをチェックしてみるとよいでしょう。これは数ヶ月前から私のお気に入りの FLOSS ポッドキャストの 1 つであり、ディストロの有益なレビューや第一印象と共に、すばらしい議論や洞察を融合させています。

MATE 1.8 アップデート

Sander Sweers は、さまざまなバグ修正やマイナーアップデートに対応する、MATE 1.8 シリーズ用の更新パッケージを複数リリースしました。一部のディストリビューションにはこれらのアップデートがすでに組み込まれており、その他のディストリビューションでも組み込まれる予定です。変更点については以下をご覧ください。

atril 1.8.1

  • ロード中に空のキャンバスをクリックするとクラッシュする問題を修正
  • clang コンパイラを使用して構築する際の FTBFS を修正
  • .desktop ファイルに keywords key を追加

caja 1.8.2

  • バックグラウンドがない場合のテキストレンダリングを修正
  • deep scount (フォルダの内容とサイズ) を 1 つのファイルシステムに制限
  • メタデータキー削除の処理
  • イジェクト時のボタンリリース・イベントを増やす

engrampa 1.8.1

  • .rar ファイル内にあるファイルの開き方を修正
  • パスワード保護された一部の .rar ファイルで発生する可能性があるエラーを修正
  • keywords key を .desktop ファイルに追加
  • 複数の man ページを更新
  • 選択したアプリケーションをシステムデフォルトに設定しない

eom 1.8.1

  • ハイフンがマイナス記号になる問題を修正
  • 通常サイズ” モードで表示サイズを変更する際のスクロールバーを更新

marco 1.8.2

  • 最大化された Java アプリケーションに関する問題を修正
  • GTK3用の _GTK_FRAME_EXTENTS ヒントを追加

mate-applets 1.8.1

  • ファイルのエンコードを修正
  • 複数の man ページの追加と更新
  • policykit vendor の URL を更新

mate-control-center 1.8.3

  • togglekeys-enable (a11y) のタイプミスを修正
  • カスタムキーバインディングのセグメントフォルトを修正
  • appearance capplet に metacity-2 のテーマサポートを追加
  • 複数の man ページを追加
  • .desktop ファイルに keywords key を追加
  • Marco WM の名前を更新

mate-netbook 1.8.1

  • アプレットロード時のセグメントフォルトを修正
  • 複数の man ページを追加

mate-panel 1.8.1

  • マルチモニタでの “パネルに追加” コンテキストメニューを修正

mate-power-manager 1.8.1

  • kbd backlight がない場合の “levels is 0” 警告を修正
  • upower-0.99 API への対応を追加
  • keywords key を .desktop ファイルに追加
  • battery recall” のロジックを削除

mate-screen-saver 1.8.1

  • XRANDR 不存在時のセグメントフォルトを修正

mate-settings-daemon 1.8.2

  • googlemusicframe を nuvolaplayer へ置き換え
  • toggle shell script を使用するようにスキーマを更新

mate-system-tools 1.8.1

  • mate-users-admin のコールバック関数の process liboobs errors を修正
  • mate-users-admin 終了時に発生する可能性がある segfault を修正

mate-terminal 1.8.1

  • 新しい端末をタブで開くように修正
  • URL 検出用に PATHCHARS_CLASS にコロンを追加

mate-utils 1.8.1

  • keywords key を .desktop ファイルに追加
  • 複数の man ページを修正
  • gsearchtool format-security の警告を修正

python-caja 1.8.1

  • Python の検出と変数に pkg-config を使用するようになりました。

Debian と Ubuntu のパッケージリポジトリが mate-desktop.org から削除されました

Debian の MATE パッケージメンテナの努力のおかげで、MATE 1.8.1 は Debian Jessie (テスト用)と Debian backports より利用できます。

MATE 1.8.1 が今年初めに Debian テスト版リポジトリに登場した結果、MATE 1.8.1 は Ubuntu 14.10 Utopic Unicorn の公式アーカイブにも入っています。Ubuntu MATE チームは最近、Ubuntu 技術部門 の要請に応じて MATE 1.8.1 PPA for Ubuntu 14.04 Trusty Tahr を作成し、また MATE 1.8.1 PPA for Ubuntu 12.04 Precise Pangolin も作成しました。

もし Debian または Ubuntu 用の MATE パッケージが必要な場合、上記のパッケージリポジトリが使用すべき公式リポジトリになります。

mate-desktop.org でホストされているパッケージリポジトリを削除しました。これは、いくつかは署名されていなかったり、何ヶ月も管理されていなかったからです。したがって、現在のところ、mate-desktop.org でホストされている Debian と Ubuntu のパッケージリポジトリは削除されました。

openSUSE での利用について

openSUSE

OpenSUSE MATE チームは、OpenSUSE 用の MATE 1.8 の提供が公表できたことに誇りを持っています。OpenSUSE には MATE が正式に含まれているため、従来のパターンは今後利用できなくなります。OpenSUSE 12.2 はサポートできなくなりましたが、MATE 要件が適切なバージョンで提供されていません。私たちはリポジトリのスキーマを変更して、更新ごとでリポジトリを変更する必要がないようにしました。今では、X11:MATE:Current という場所が1つだけあります。

インストールするには、リポジトリを置き換えるか追加してください。

https://download.opensuse.org/repositories/X11:/MATE:/Current/

GSoC2014 で承認された MATE プロジェクト

数週間のレビューの後、2014 年の Google Summer of Code (GSoC) のアプリケーションと選択の期間は終わりました。4420 人の学生がこの夏に合計 6313 のプロジェクトを提案しました。そのうち 1307 人の学生が受け入れられ、MATE デスクトッププロジェクトは今年の学生と共に活動する 190 のオープンソースプロジェクトのうちの 1 つです。

GSoC メンター組織としての 2 年目に、MATE チームは 4 件の学生からの提案を受け、学生プロジェクトで 3 つの計画が割り当てられました。

2014年度の GSoC の学生等を紹介できて嬉しく思います。

  • Avishkar Gupta さんは、ePub レンダリング機能を MATE デスクトップの文書ビューアである Atril に追加しようと取り組んでいます。
  • Michal Ratajsky さんは、廃止された GStreamer 0.1.0 ライブラリへの依存を置き換えるため、GStreamer 1.0 サポートを MATE デスクトップ環境に追加する作業を行う予定です。 /n /n
  • Alexander van der Meij さんは Caja 拡張機能の改善に取り組む予定です。 したがって、実行時にこれらを統合して、Caja 拡張機能構成用の単一のユーザーインターフェースを作成することもできます。 /n

MATE チームへのこうした新しい貢献者を歓迎するとともに、彼らの夏季プロジェクトの成功をお祈りします。

MATE チーム全体を代表して、私たちの GSoC オーガナイザーである openSUSE にも感謝の意を表します。 2014. 彼らは、プロジェクトに必要な開発リソースを提供する目的で、MATE チームのために、これらの GSoC の取り組みの中で素晴らしい仕事をしてくただきました。 /n


Contents © 2024 The MATE Team
Creative Commons License BY-SA
RSS GitHub Twitter Wiki